昨年のNHK紅白歌合戦に初出場し、「はいよろこんで」で一躍有名になった歌手のこっちのけんとさんが、自身のX(旧Twitter)で当面の活動休止を発表しました。彼は躁鬱病と闘っていることを公表しており、「人生をかけて1年間歌わせていただきましたが、今後は心の回復に専念するために休むことにしました」と述べています。
この突然の活動休止に多くのファンや関係者から心配の声が上がっています。こっちのけんとさんは、「周囲への感謝を忘れず、同じ病を抱える人々への優しさを持ってほしい」とも語っています。彼は、悩みを持ち続けることで人生が豊かになることもあるとし、自らの経験を通じて様々なメッセージを発信しています。
こっちのけんとさんは、2024年5月にリリースした「はいよろこんで」がSNSでの総再生回数150億回を超え、昨年のレコード大賞最優秀新人賞を獲得するなど、急成長を遂げました。しかし、兄である俳優の菅田将暉との関係に対して、複雑な感情を抱くこともあるようです。彼は中学生の頃、兄の成功に対していじめを受けたり、比較されたりすることが多かったと明かしています。
今回の活動休止により、こっちのけんとさんの過去や心の苦悩が再び注目を集めています。彼は「音楽を続けることで、少しでも人の役に立てたら嬉しい」と語り、今後も曲作りに意欲を見せています。ファンは彼の心の安らぎを願い、再び元気な姿で戻ってくることを待ち望んでいます。