女優の中山美穂さんが12月6日に自宅の浴室で亡くなっているのが発見された。彼女の死因は入浴中の不慮の事故とされているが、詳細は明らかになっていない。中山さんは6日の夕方、大阪市内でクリスマスコンサートを予定しており、事務所スタッフとの集合時間に現れなかったため、スタッフが自宅に向かうことになった。発見された際、浴槽には湯が貼られていたものの、すでに水になっていたという。

遺族へ遺体が戻るまでの“空白の24時間”に関しても多くの疑問が残る。解剖は東京都内で行われるべきであったが、警察の判断で調査法解剖が選ばれたことが、手続きの遅れを招いたのではないかとの指摘もある。行政解剖であれば、遺族の元に早く戻ることができた可能性が高いが、警察が主導権を持つ形で進められたため、遺族の希望に反する結果となった。

また、中山さんの息子は10年ぶりに母と再会するために日本に駆けつけたが、葬儀には姿を見せなかった。彼は父親である辻人成さんの配慮により、メディアから逃れる形で母親との最後の時間を過ごした。その様子は中山さんの妹である中山忍さんによって語られ、姉妹の思い出として大切にされることとなった。

中山美穂さんが生前に抱えていた思いについても多くの報道があり、彼女は息子との関係に悩みを抱えていたことが伺える。彼女はInstagramで「もう必要ないか」と息子への思いを綴っており、その言葉が彼女の心の内を表している。

この悲劇的な出来事については、歌手の近藤正彦さんも追悼の意を表しており、彼女の死は多くの人々に衝撃を与えた。中山美穂さんの存在は、彼女がアイドルとして活躍していた時代を知る人々にとって、特に大きな喪失感をもたらしている。