フジテレビの元アナウンサー、渡邉渚氏が過重労働の影響で心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患い、2024年8月に同局を退社したことを公表しました。彼女は、激務を続ける中で体調を崩し、23年7月から担当番組を交代。現在はフリーランスとして活動しており、PTSDに関する講義も行っています。
渡邉氏は、フジテレビ在籍時の生活について深夜2時に出社し、翌日も同じ時間に出勤するという過酷なスケジュールを明かしました。有給休暇もまともに取得できない状況だったとし、その労働環境に疑問を呈しています。
最近、フジテレビでは他の女性アナウンサーも体調を崩す事例が続出しており、特に朝の情報番組に出演する若い女性アナウンサーが多くの負担を抱えていることが指摘されています。専門家は、制作側が視聴率を重視し、人気のアナウンサーに業務が集中しがちな構造に問題があると分析しています。
さらに、渡邉氏と中居正広氏との関係に関する報道も注目されています。今年、フジテレビの編成幹部が中居氏と芸能関係女性との食事会をセッティングしたものの、幹部が急遽欠席したため、二人きりになった際に何らかのトラブルが発生したとされています。中居氏は報道に対し9000万円の解決金を支払ったとされ、ネット上では渡邉氏が被害者ではないかとの憶測が飛び交っています。
このような状況が明らかになる中、フジテレビの労働環境や業界内の人間関係が再び注目を集めています。渡邉氏の今後の活動や、同局の労働環境改善への動きに関心が寄せられています。