日本のタレント渡邊渚が、自著『透明を満たす』で「心が殺された日」と題し、自身の壮絶な体験を告白しました。彼女は、元フジテレビアナウンサーとして知られていますが、2023年7月から体調不良により休職していました。著書では、PTSDを患った原因となる衝撃的な出来事について詳細に綴られており、その内容は多くの人々に衝撃を与えています。
渡邊は、2020年にフジテレビに入社し、『もしもツアーズ』や『目覚ましテレビ』などの人気番組を担当していました。しかし、体調の不調により2023年に休職し、2024年8月に退職を発表しました。彼女は、入院費や治療費が経済的な負担となり、特に若い世代の女性としての苦労を明かしています。実家は裕福ではなく、彼女は一円も頼らずに治療を受け続けたと語っています。
また、渡邊は昨年8月にパリのバレーボールの試合を観戦した際、その行動が批判を浴びましたが、彼女はすでに退職の意思をフジテレビに伝えていたことを明かしました。退職手続きの遅れから、彼女は休職中に現地観戦をすることになったと述べています。彼女の体験に対する理解が深まることで、批判の声は変わるかもしれません。
著書の中で、渡邊は「心が殺された日」として、当日の恐怖や絶望感を詳細に描写しています。彼女の言葉には、心の痛みや生きづらさを抱える人々に寄り添いたいという思いが込められています。彼女がこの本を通じて、多くの人に自身の体験を知ってもらいたいと願っていることが伝わります。渡邊渚の告白は、彼女自身の苦悩だけでなく、現代社会におけるメンタルヘルスの重要性を考えるきっかけとなるでしょう。