【背任容疑】東京女子医科大学の元理事長を逮捕 新校舎建設めぐり1億円以上の実態ない報酬を建築士に支払わせたか

東京女子医科大学の元理事長である岩本木子容疑者が、背任の疑いで逮捕されました。捜査関係者によると、岩本容疑者は2018年から2020年にかけて、大学の新校舎建設に関連して実態のない建築アドバイザー報酬として、建築士に対し約1億2000万円を大学から振り込ませた疑いが持たれています。この金額の一部が岩本容疑者の元に渡っていたとみられており、警視庁はその詳細な金の流れを捜査する方針です。

捜査は、当時の同窓会組織である市政会についても進められており、特別犯人などの疑いで調査が行われています。岩本容疑者は、日本テレビが入手した臨時総会の映像の中で一連の疑惑を否定し、「私は決して女子医大を裏切るようなことはしていない」と主張しました。しかし、捜査当局はその言葉に対して慎重に対応しており、今後の調査に注目が集まっています。

この事件は、大学の運営における透明性や倫理に関する大きな問題を提起しており、教育機関における不正行為の根絶が求められる中で、社会的な関心も高まっています。警視庁は、岩本容疑者を巡る疑惑の解明に向けて、さらなる捜査を進める見込みです。教育界での信頼回復に向けた取り組みが急務となる中、この事件の行方が注視されています。

Related Posts