中居正広氏に関する問題が、フジテレビ内での隠蔽疑惑を引き起こしている。2025年1月12日に放送された「ワイドナショー」では、今年最初の放送として様々な話題が取り上げられる中、中居氏のトラブルについての言及が注目を集めた。しかし、番組内での扱いは極めて消極的であった。
報道によれば、被害者である渡邊渚アナウンサーが中居氏の性被害を訴えた際、フジテレビのアナウンス室部長である佐々木恭子アナが、病院に行くことを止め、同社の産業医に見せるよう説得していたという。これは、事件を公にしないための隠蔽行為と解釈される可能性がある。
渡邊氏は、被害を受けた直後に佐々木アナに相談し、病院に行きたいという意向を示したが、佐々木アナはそれを阻止したとされる。この経緯によって、証拠が残らず、結果的に被害者は精神的な苦痛を抱えることになった。報道によると、フジテレビの幹部がこの問題に関与している可能性もあり、テレビ局全体にとって深刻な事態に発展する恐れがある。
中居氏は1月9日、女性とのトラブルに関して9000万円の示談金を支払ったと報じられ、これを受けて各情報番組でこの問題が扱われ始めたが、その報道姿勢は依然として消極的だ。多くのプロデューサーが「中居氏ほどの大物タレントの問題には様々な事情が絡む」と語る中、テレビ局はスポンサーや視聴率を優先し、報道を控える傾向が見受けられる。
この一連の出来事は、テレビ業界全体の健全性に対する疑問を呼び起こしている。今後、どのような展開が待っているのか、注視が必要だ。中居氏の問題が、単なる個人のトラブルに留まらず、テレビ業界全体に影響を及ぼす可能性があることを考えると、今後の動向には注意が必要である。