フジテレビの女性アナウンサーに関する新たな告発が、メディアで大きな波紋を呼んでいる。元ワイドナ高校生として知られる水谷愛子氏が、同局の編成幹部とのトラブルを告白したことがきっかけだ。この問題についての詳細が文春に報じられ、特に注目を集めているのは、彼女が被害に遭った状況や、他の被害者の存在が浮上している点である。
水谷氏は、2021年冬に行われた飲み会において、フジテレビの編成幹部男性から危険な状況に晒され、最終的には中石と呼ばれる男性タレントとのトラブルに発展したと述べている。この飲み会は、当初は同局のスタッフらによってセッティングされていたが、実際には中石との2人きりの状況に追い込まれたという。彼女はこの件に関連して、9000万円の解決金が支払われたと報じられていたが、先日、他のメディアの取材に応じた女性が「そんなに多くは受け取っていない」とコメントしたことで、再び議論が巻き起こった。
この9000万円という金額は、ネット上で多くの憶測を呼び、フジテレビの社内での女性職員の扱いや、組織の体質に疑問の声が上がっている。フジテレビの社長は、第三者委員会による調査を約束しているものの、詳細な説明は避けたため、社内の透明性が問われている。
さらに、同じくフジテレビのアナウンサーの中には、過去にこの問題に関わった可能性があるとされる人物の名前が挙がっており、今後の展開が注目される。水谷氏の告発が真実であれば、フジテレビの文化や倫理に対する根本的な見直しが求められることになるだろう。事件の真相解明が急がれる中、さらなる証言や情報が待たれる。